スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

株価とはいい加減なもの

株価とはいい加減なものです。私も証券会社でアナリストの勉強をしていたときに、効率的市場仮説とか学びました。

効率的市場仮説とは、株価はありとあらゆる情報を織り込んだ価格になっているので、その歪みをみつけて、株で儲けることはできないというものです。よって、投資家は株式市場で人を出し抜き、勝とうとしないで、インデックスに投資するのがベストといった話です。

この理論、突っ込みどころ満載のいわば無茶苦茶な理論で、勿論間違っており、机上の空論でしかありません。

しかし、株式投資をして、特に株価ばかりを追っていると、ひょっとしてこの現在の株価はすべての情報を知って織り込んでおり、自分が付け込む隙などないのではないかという疑心暗鬼にとらわれることがあります。

こう考え出すと何をやっても駄目となるわけですが、勿論そんなことはありません。

まず株価というのは、現在表面にでている、中でも近い将来実現できそうなレベルを織り込もうとするものですが、この織り込みがどうやってされるか考える必要があります。

株価が成立する時は、買い手と売り手がいて初めて成立します。同じ情報でも、買おうとする人と売ろうとする人がいるわけで、それぞれの人はそこが妥当な価格だから売買するわけではありません。

買おうとする人は騰がると思うから買うわけで、売ろうとする人はその逆です。つまりその時の株価は単に売り買いがぶつかった価格にすぎず、だからその後も株価は動くのです。

効率的市場仮説のように株価を何か神がかり的な賢いものだと思うと失敗します。

株価は何も、ありとあらゆる情報から導きだせる将来の予想とその実現確率を緻密に計算して形成されているものはありません。

むしろ、逆で人間の欲望と恐怖がぶつかり合った極めて人間らしい代物なのです。

なので、株価が騰がった理由や下がった理由を探してはいけません。ニュースや開示情報はチェックしなければなりませんが、それ以上に深入りして、上げ下げした理由を考えてしまうと現在の株価を正しいものという前提で思考してしまい危険です。

巷では、企業分析をした後に結論として、「○○だから株価は低迷している」といった記事をよく見かけますが、これなどはまさしく株価を正しいものという前提で、企業が分析されている誤ったアプローチです。

株の売買には、企業分析をして「○○だが、株価はまだそれを織り込んでいない。よって買いだ」というアプローチにしなければなりません。勿論、必要以上に織り込まれて株価が高くなっている場合は、買いを避けることになるのです。


にほんブログ村 株ブログへ
にほんブログ村

スポンサーサイト

メディカルデータビジョン(6)

CADA-BOXにより獲得される診療データの重要性について述べてきました。

最近株価が動いておりますが、まだ時価総額で300億円にも達していません。

前に述べたようにCADA-BOXの売上を計算に入れただけの業績を推測すると、PERが30倍程度となりますが、おそらく株価はそこまで緻密に計算して動いているわけではないようです。

株価は業績やあらゆる可能性の起こりうる確率を理論的に緻密に計算した結果、形成されるものではありません。ただ単純に思惑をめぐり株式市場で買いと売りがぶつかり合った結果、形成されるものです。言い切ってしまうと、株価自体には何の意味もありません。

現在の株価で言えば、CADA-BOXの導入が進まないのならリスクがあります。割高と判断されても仕方がないでしょう。

逆にCADA-BOXの導入が進むなら、その結果獲得される診療データにより相当なデータ利活用市場が開けているように思えます。

私の感覚ではメディカル・データ・ビジョンの株価はCADA-BOX如何にかかっているのではないでしょうか。ここにリスクを賭けて言えるのかもしれません。

ただ、CADA-BOXは同社が言及しているように、病院への導入が進む可能性が高いと見ています。

同社はDPC制度に乗っかり、病院に経営支援システムを導入し病院と深い関係を築いてきました。はEVEやMedical Codeなどのシステムで病院側から収入を得ています。

エムスリーのMR君が製薬会社からの売上のみで医師、病院側から一切収入を得ない(推測です)ことと比べると病院側とのつながりは強く、立場もかなり対等に近いものと推測されます。

また、CADA-BOXは決裁機能を持ちますので、病院側には未収金の回収リスクの回避と、会計事務の効率化・コスト削減、そして患者が増加するという目に見えるメリットがありますので、導入へのハードルはそれほど高くないと見ています。

患者が増えるというのはCADA-BOXは、患者が自分のカルテを見ることができ、支払もクレジット機能を使えるシステムであり、患者にとってもメリットが大きいものだからです。

これらを総合的に考慮した場合、中長期的に同社が高い成長をする可能性は高いように思えます。


にほんブログ村 株ブログへ
にほんブログ村

メディカルデータビジョン(5)

繰り返し言いますが、私は医療業界に関わりのない人間で知識は一般のものでしかありません。だから情報は正確ではありません。

治験は薬剤を厚生労働省に認可してもらうために行う臨床試験です。

かなり大きなお金が動くようで、関わる組織は、製薬会社、CRO、病院、SMOといったものです。

流れを簡単に言ってしまうと、まず製薬会社が認可を受けたい薬剤について、CROに治験の計画、進行のモニタリングを委任します。

この段階で規模や患者の選定が行われるのではないかと推測します。この患者の選定が大変なようで、病院ごとに対象患者をあたっているそうです。ちなみにエムスリーの治験君はこの患者を探すことにおいても一定の役割を果たしているようです。

そして、治験の計画や、患者が定まったら、それぞれの病院がSMOに依頼して治験の実施をしてもらうようです。

治験にはフェーズ1から3まであり、フェーズ3では1000人から5000人程度の患者が必要になるそうです。

この人数の対象患者を探すのが大変と言われており、エムスリーの治験君はここである程度の力を発揮することができるので、このCROやSMOまで自分らで手がけていると見られます。そしてこれらの売上がどうやら200億円近くにのぼっているようです。

治験市場はおよそ1200億円と言われていますので、それほど間違っていないと思われます。

このような状況の中で、メディカル・データ・ビジョンが今後獲得するであろう診療データはこの治験対象患者の選定に大きな貢献をするものと考えられます。利用の仕方次第ではありますが、エムスリーのように治験ビジネスそのものを手がけるといったことも可能になるのではないでしょうか。

その場合に同社が得ると推測される収益は、エムスリーの例を見れば分かるように、かなりのものとなります。

にほんブログ村 株ブログへ
にほんブログ村

メディカルデータビジョン(4)

現在、メディカル・データ・ビジョンは診療データとしてDPCデータを蓄積しています。

今後はCADA-BOXにより、リアルなカルテ情報が加わることになります。

私は医療業界に詳しくないので、この違いをそれほど理解していないのですが、DPCデータは診療情報として、急性期医療という診療範囲、リアルタイム性や検査値などの点で限界があるように推測されます

おそらくカルテ情報はその疾病の診療、治療におけるすべての情報ではないかと推測します。カルテ以外にそういった情報を入れるところがないように思えるからです。

もしそうであれば、そのカルテ情報が集まってきた時点で相当なことができるのではないかと踏んでいます。

例えば薬剤を考えた場合、投薬の効果、副作用、競合する薬剤といった情報が、患者の性別、年齢層、居住地といった属性ごとに、得られることになります。単純に考えてもそうで、統計や分析を加えることでもっと重要な意味をもつことになるのでしょう。

現在、DPCという診療データを利活用することで、製薬会社13社から1社あたり平均8000万円程度の売上を得ています。これがカルテ情報という診療情報を獲得することで、製薬会社30社、1社あたり平均4億円程度の売上までを想定することができます。

この売上はエムスリーのMR君のものですが、私はMR君も製薬会社にとって薬を売る一手段に過ぎないと考えており、それでも100億円程度の売上を得ていることから、メディカル・データ・ビジョンの今後の診療情報もそれと同等あるいはそれ以上の価値を持つのではないかと想定しています。

ちなみにエムスリーは将来的にこの製薬会社30社、1社あたり平均4億円を3~4倍にまで増やせることができると見ているようです。

メディカル・データ・ビジョンの今後の診療データの利活用は新次元に突入する可能性があります。

さらに面白いと思われるのが治験です。


にほんブログ村 株ブログへ
にほんブログ村

メディカルデータビジョン(3)

CADA-BOXを考慮しなければ、現在の株価は説明できません。成長率20%程度の銘柄に140倍のPERがつくとは考えられません。

まず単純にCADA-BOXの売上を計算に入れてみます。CADA-BOXの売上は導入時に2000万円、保守料として毎月25万円の売上が計上されます。

CADA-BOXの導入は2016年10月より始められたので、まだ実績はありません。予定では、2020年までに二次医療圏の344地域に一台づつ導入する予定とされています。

2017年度を見通す上で、ざっと年間で100台導入すると仮定すると、導入時の売上はそれだけで20億円計上されます。保守料は年間300万円ですから平均して年央に導入されたとすると100台で年間1.5億円の売上となります。合わせて売上21.5億円です。

利益率を仮に40%とすれば営業利益段階で8.6億円が上乗せできます。2016年度の決算がまだ出ていませんが、会社予想では営業利益が約3億円ですから、これをベースにしても2017年度は営業利益で11.6億円程度、最終利益ベースで8億円程度が確保される可能性があります。

これをベースにPERを計算すると33倍程度です。割安ではありませんが、小型株として特に割高な数値ではありません。

CADA-BOXの売上を計算に入れるだけでこのような予想が成り立ちます。

しかし、同社がCADA-BOXはそれ自体の売上を目的としたものでなく、それにより獲得、蓄積されるリアル診療データの利活用が本来の目的としています。

このリアル診療データの利活用がどのようなことを意味するのでしょうか。


にほんブログ村 株ブログへ
にほんブログ村

メディカル・データ・ビジョン(2)

病院に今までどおり、経営支援システムEVEやMedical Codeを販売する「データネットワーク」事業。そしてDPCデータを利活用する「データ利活用」事業。この形での成長はおそらく病院への経営支援システムの販売がそのうちピークアウトするでしょうから、「データ利活用」が中心になります。

「データ利活用」に関しては、顧客を製薬会社だけでなく保険会社、OTC医薬品会社にも窓口を広げているようですが、現時点では製薬会社が中心です。

製薬会社向けの薬剤の分析ツールMDV analyzerは2016年9月末で13社の製薬会社が顧客となっています。日本には外資を含め、それなりの製薬会社がおよそ30社あると思われますので、同社を利用しているのはまだ半分以下と推測されます。

ただ「データ利活用」事業には、製薬会社が使用する分析ツールMDV analyzerだけでなく、「アドホック」と呼ばれる個別の調査サービスがありますので、実際に同社の診療データを利用している製薬会社の数は不明です。

いずれにしろ、製薬会社の半分近くが同社を利用しているという事実は、同社の持つデータ、分析力の裏づけとなります。

ただ、この収益力を伸ばすには、顧客となる製薬会社の数、及び1社あたりの利用額を伸ばす必要があります。現在のところMDV analyzerとアドホックを合わせて1社当たり年間、8000万円程度と推測されます。

同業ではないですが、製薬会社と病院のプラットフォーム(MR君)を提供しているエムスリーでは顧客となる製薬会社が約30社、1社あたり利用額が年間4億円ということですから、メディカル・データ・ビジョンには、まだ伸張の余地がありそうです。

ただ、MDV analyzerの利用社数があまり伸びていないことが少々懸念されます。これは仮説ですが、DPCデータは急性期医療に導入されたものですから、薬剤も急性期医療に限定されたものになっているはずで、その点からこのDPCデータを活用できる製薬会社が限定されるのかもしれません。

それでもアドホックは前年比で20%以上伸びているので、このままでもある程度の成長は予想されます。

しかし、このままでは、ある程度(成長率20%程度)にとどまってしまう可能性があり、その場合は現在の株価収益率140倍以上を裏付けることはできません。

やはり、同社の今後を占う上で重要なのは、CADA-BOXとなるでしょう。


にほんブログ村 株ブログへ
にほんブログ村
プロフィール

investerK

Author:investerK
---------------------------

<株式投資理論>  

---------------------------

<中国株>  

---------------------------

<日本株他>  

---------------------------

<資産を築くために>  

---------------------------

<マクロ経済>  

---------------------------

<不動産投資>  

---------------------------


ツイッターはこちら
 

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。