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酷派集団子会社への出資(1)

奇虎360は酷派集団の子会社に出資することを発表しました。出資額は4億ドル、45%の出資比率となります。

酷派集団(クールパッド)とは中国のスマホメーカーの一つです。中国のスマホ市場では、サムスン電子、アップルのシェアが低下する中、小米、レノボ、クールパッド、華為など中国勢が台頭している状態です。

クールパッドのシェアは10%超で、4Gではトップとなるなどそれなりの存在感を示しています。この酷派集団の子会社である電子商取会社に出資し、その会社が酷派のスマホをネットで販売するという趣旨のようです。

中国のスマホメーカーでは小米の人気が高いようです。小米トップの雷軍氏によるところが大きいのか、マーケティングがうまいのか、そのあたりの分析は省きますが、小米スマホの競争力の源泉の一つが高スペック、低価格にあるとされます。

この低価格を実現できる要因がネット販売にあります。店舗販売という固定費をかけないため低価格販売が可能となります。パソコンでいうデルの販売モデルのスマホ版といったところではないでしょうか。

スマホの製造そのものは、極端な話、基本的に部品の組み立て産業に化していると私は考えています。つまりスマホというハードは汎用化しており、投資対象として考えられるのは、競争力のある部品メーカーあるいは広い意味でのソフトだと思います。

中国全通がスマホメーカーのZTEと組んだ時も、ハード業進出ということを私は否定的に判断し、投資から撤退しました。その結果が正しかったのかどうかの答えは中長期的にはでていませんが、短期的には間違いとなりました。中国におけるスマホはまだ成長途中なので、製造でもまだ妙味があると言えそうです。

それでも、奇虎360がハードに直接進出するなら、私は自分の投資からの撤退を検討する必要があると考えています。株を売却する可能性が高いのではないでしょうか。

しかしこの場合、スマホ製造は酷派集団で、そのネット販売会社への出資です。資金の流れ次第で実質どうなのかが違ってきます。非常に微妙なところです。

このあたりを分析しておきたいと思います。

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オンラインゲームの覇者テンセントに対抗できるのか

WSJの記事に奇虎360についてネガティブなものがありました。

こういったネガティブな情報は大切なものです。悪い情報に目をつぶるのでなく、論理的に考える良い機会になるからです。

この記事によると、奇虎360はネット検索市場でモバイル対応が遅れ、百度に差をつけられているということが一つです。

もう一つはモバイルゲーム部門でも将来的に成長率が落ち、かつ奇虎360がゲーム開発者でなくゲーム流通業者であることが問題で、この構造だと常に新しいヒット作が必要だということです。

モバイル検索に関しては記事の言うとおりです。モバイル検索においてはまだ何ら実績を出してないと言えるでしょう。

ただ、モバイルゲームにおいてはおかしな論調です。

確かに奇虎360はプラットフォーマーであり、ゲーム開発者ではありません。これはわざとそのようにしているようです。テンセントが開発者の立場にあるのと対照的です。

しかし開発者が常にヒット作を出し続ける必要があるのに対し、プラットフォーム事業は多くの開発者のどこかからヒット作がでればいいのです。

つまり常にヒット作を出し続けないとならない圧力にさらされているのは、むしろテンセントであり、プラットフォーマーの奇虎360はむしろ安定的に収入を確保できる立場にあります。一つ一つのゲームの当たり外れに依存することなく、スマホゲーム市場全体の成長の恩恵を享受できるわけです。

この点においてはWSJの記事の視点はおかしく、おそらく的外れでしょう。

テンセントは2014年第三四半期に、スマホゲームの売上が26億元と前四半期の30億元から4億元減少しました。

奇虎360はアンドロイドマーケットからの収入は分かりませんが、2014年第三四半期の増加分を推測するところ1.6億元程度なので、これをプラットフォーマーの平均的な取分率30%で割り返すと、ゲームの売上自体は5.3億元です。テンセントの減少分と一致してきます。

スマホゲーム市場自体は伸びているはずですから、テンセントが売上を落とした分、その他の開発者のゲームに売上が流れた可能性があります。

スマホゲームにおいては、テンセントVS奇虎360の構図ではなく、テンセントVSその他開発者であり、テンセント自身そのことに限界を感じているのではないでしょうか。

中国スマホゲーム市場ではテンセント圧勝の声しか聞こえませんが、テンセント自体はスマホゲーム開発の梃入れと当面の成長の鈍化を表明しています。実際、最近のテンセントはミクシイのモンストを配信するなど提携やプラットフォーム事業に力を入れ始めています。開発者であることの限界を感じていることの表れでしょう。

いずれにしろ今後も、スマホゲームにおいて、テンセントは奇虎360にとって強力な競争相手であることに変わりはありません。

しかし、世間で言われているほど、テンセントが独占的にマーケットを支配し、奇虎360がそれに対抗できないとは私は考えておりません。

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スマホゲームという戦略分野

奇虎360のプラットフォームビジネスは今やアンドロイドビジネスだといってもいいように思えます。ただパソコンとスマホ(アンドロイドマーケット)の売上比率等が公表されていないので詳しくは分かりません。

このプラットフォームビジネスはつまりほとんどゲームの市場ですが、ここでもPCからスマホシフトが話題になります。

中国においてはゲーム専用機の市場がなかったので、パソコンのオンラインゲームを中心にゲーム市場が発達してきました。

このゲーム市場において昨今のスマホシフトが焦点となるわけですが、この点においても注意が必要です。

PCがなくならなくてもPCのオンラインゲームがなくなる可能性はありますが、急速に消滅するというレベルではないと思います。ヘビーユーザーという存在がありますし、ゲームのジャンルの違いも残ると考えられるからです。

2013年のスマホゲームが占める割合は13%程度です。2014年はさらに伸びるでしょうが、まだゲームの中心はPCということになります。

しかし関心はどうしてもスマホゲーム市場に向きがちです。伸び悩むPCゲームに比べ成長率が極めて高いからです。

PCゲームが消滅するのか、一定の水準を保つのかを見極めながら、PC及びスマホへゲームへの投資、展開バランスを戦略的に考えていく必要があります。

ただこのゲーム市場においては、奇虎360のスマホシフトは成功しているといえます。アンドロイドマーケットで30%超のトップシェアをとり、ゲーム開発企業とユーザーを次々に取り込んでいる様子が窺えます。

しかしスマホゲームにおいても巨人はテンセントと言われています。おそらくWe Chatが一種のプラットフォームになっており、ユーザーの取り込みに成功しているのでしょう。

ここをもう少し考察してみましょう。

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スマホ対応の遅れは致命的?

奇虎360のモバイル検索に関しては今のところ実績がありません。つまりPCからのスマホシフトに乗り遅れているということになります。

IT業界においてはこのイメージは非常に悪くなります。

特に成長と将来像のイメージを重視する株式市場においては、結構なダメージとなります。私の経験上、株価は足元や将来の可能性から反映されるイメージ(あくまでもイメージで実体がないといえばない)で、決まるところがあります。

すべての株価において、現在の株価がファンダメンタルズを正しく反映しているわけでありませんので、現在の株価を理論的に説明する必要はありませんが、株価低迷の原因を強いて挙げるとすれば、そんなところでしょう。

イメージが悪ければ、業績が上がれど株価は騰がらないという、最悪のパターンに陥る可能性も少しはありますが、往々にして業績の裏づけがある程度あれば、イメージなど適当なものですから、さすがに株価に反映されていくでしょう。あくまでも業績重視(勿論足元と将来の両方ですが)でいこうと思います。

そうは言っても地味な銘柄、騰がり難い銘柄、つまりPERが低い銘柄というのは存在します。そうならないように願うばかりです。

その意味において、奇虎360は検索に関してはスマホ対応の遅れを否定できないものの、プラットフオームビジネスにおいてはスマホシフトに成功したといえます。

そのあたりを見ていきましょう。

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何が何でもスマホではない

さて奇虎360に関して懸念されていることですが、モバイル対応の遅れというのがその一つと言われています。

百度は検索でスマホへの移行に成功したと言われています。

PCでは百度から検索シェアを奪っている奇虎360ですが、スマホの検索ではさっぱりです。

これは種々のデータから私が推測したことですが、スマホ検索の(広告)売上に関しては、そのほとんどを百度がとっていったのではないでしょうか。

おそらく位置情報等を用いて検索者を誘導するような形で、飲食店等のクライアントをうまく摑んだものだと推測しています。

奇虎360のスマホ検索は位置情報が反映されていないとされている(日本人の私には確かめられない)ので、いわゆるスマホ特性を活かした対応ができていないそうです。

しかしおそらくそれは枝葉の話で本質的な原因は別なところにあるのでしょう。

百度は資金力にものを言わせて、スマホメーカーに自社の検索アプリをプレインストールしていると聞きます。力技なので奇虎360にはちょっと真似はしにくい。

また、百度は検索したらクライアントに直接アクセスするような検索サービスも検討中と聞きますが、こうなってくるとなりふり構わずというか、ユーザー軽視のサービスになってくると懸念されます。

結局のところ、ユーザーに対する本当のサービスとマネタイズのバランスの問題ということになってくるわけで、IT業界共通かつ永遠のテーマではないかと思います。

隣の国のことを間接的情報だけで推測せざるを得ないのは危険ですが仕方ありません。私としては、奇虎360はユーザー重視で、百度はマネタイズ重視といった短絡的なイメージを持っています。

スマホビジネスの広告モデルにはユーザーサービスとマネタイズをいかにうまく取り扱うかで将来性が見えてくるのではないかと考えています。

いずれにしろ、奇虎360はPCにおいても、マネタイズはまだまだです。百度と比べ、検索シェアに応じた広告売上を推計すると現在の3~4倍程度の広告売上があってよさそうです。

おそらく広告単価が百度に比べまだ安いのと、知名度や営業の点で百度に競り負けているのだと推測されます。

この点はDSP(ネット広告営業)大手の買収や検索シェアの実績により、徐々にあるいは突然改善される可能性が高いと見ています。

あくまでPCに限った話ですが、実際の収益貢献度は期待できるのではないでしょうか。

PCは成熟するが急激に衰退しないという仮定の上に成り立つ話ではありますが、上記のとおりスマホビジネスも広告モデルに限っては、すべてが薔薇色の世界ではありません。

直接関係ない話ですが、アサヒビールがスーパードライでキリンビールを猛撃していたころ、キリンビールは発泡酒に活路を見出しました。発泡酒のシェアは伸びましたが、ビールはなくなっていません。全体の構図では、キリンは発泡酒に逃げ道を見つけましたが、ビールでは負けて、業界のトップはいまや実質アサヒとなっているのではないでしょうか。

PCを現段階であまり低く評価すべきではないと私は考えます。

ただし、株式市場においてはスマホが潮流という雰囲気が強く、雰囲気は株価に大きく影響を及ぼします。PCにおける収益力が業績という実績となって表れ、それを株式市場が評価するまで少し時間がかかるかもしれません。

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PCからスマホへ 世間の風潮は本当?

世の中の論調は、あらゆる機器がスマホへ移りつつあるというものです。

PC、ゲーム機、携帯電話、カメラなどなどがそう言われています。そしてこの流れに乗り遅れたらもう最後で、衰退の一途を辿るという風潮であり、一種の脅迫概念のようなものに取りつかれた感があります。

基本的には私もこの流れに反論するつもりはありません。

スマホという万能機器は確かに世の中を変えましたし、この流れによって淘汰されていく企業、業界は存在すると見ています。

しかしながら、その考えも行き過ぎは禁物です。PCやゲーム専用機が果たしてなくなるかといわれれば、少なくとも当面PCはなくならないと私は考えています。

勿論ネット接続に関して言えば、PCからスマホに大部分移ったように思えます。しかしだからと言って、PC不要論というのは乱暴だと思います。

この話から逃れられないのは、IT業界においてこれが顕著だからです。

ネット検索がPCからスマホへ、SNSがPCからスマホへ、オンラインゲームがPCからスマホへ、ECがPCからスマホへ、ほとんどがこの話です。

グーグルはさすがにこの流れを見逃すようなことはしていません。フェイスブックもこの流れをうまくつかみました。アマゾンも同様です。オンラインゲームはどちらかと言うと、中国特有の現象です。

しかし私はECはともかく、ネット広告モデルには疑問を感じています。

広告は基本、見る人の数×時間で計られるはずですが、画面の大きさや見る密度(LIMEやフェイスブックをやっている時間が長いからと言って、その広告にどれほどの効果があるのかといったこと)も関係あるはずです。

検索は特に微妙という感じがします。

PCでうまく表示されているターゲティング広告をスマホでどのように機能させるかなど、検索機能はともかくマネタイズつまり広告にはスマホに応じた戦略が必要であるように思えます。

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世の中くだらない投資本が多すぎる

不動産投資も株式投資も世の中はつまらない書籍、ブログで一杯です。(勿論、なかには、優れたものもあります。)

不動産投資本に関していえば、あれだけ単なる経験談に偏ったものも珍しいと思います。
やってみると分かりますが、不動産も株も実際経験してみないと分からないというか身につかないことが往々にしてあります。

不動産をとにかく安く買うことに終始していたり、融資を引くことがすべてになっていたり、または満室本と称していかに自分の物件を綺麗に見栄え良くすることに終始していたりと、こういったものを読んでうまくいくとはとても思えません。

結果として多くの惨敗大家を生んでしまうのでしょう。致命傷にならなければ、その経験を活かして本物の投資家になれる可能性もあるのですが、何の経験もない人が億単位の物件でいきなり勝負にでるなどリスクが高すぎると私は考えます。

まあ、余計なお世話でしょうが・・・。

また、不動産投資家で書籍、ブログに必要以上に力を入れている人もいます。なかには少ししか物件を持っていないのにそれをネタにして、書籍、セミナー、アフィリエイト等を本業にしているのではないかと思われる人も見かけられます。

不動産なんかやっていると当然いろいろなことがあります。入居者の夜逃げ、傷害事件など私も経験してますし、修繕費の踏み倒し、クレームおばさん、さまざま故障・修繕、いろいろな不動産屋との折衝など、あげればきりがありません。

それを面白おかしく話して商売にしようというのは、商魂はたくましいですが、そんな程度の話を不動産という大きな投資の前提ノウハウにされてはたまったものではありません。

株式に関しても、内容が全然ないのに、メルマガその他のものに誘導しようとする輩が結構います。私としては、ネットで名前を売り、商売(書籍、セミナー、アフィリエイト等)しようという人ではなく、全く個人として投資活動をしていらっしゃる方と交流をはかりたいと思います。

少し愚痴が過ぎました。

誤解のないように申し上げますが、優れた投資家、立派な投資家も、書籍著者、ブロガーの中に勿論いらっしゃいます。

しかし、それにしても世の中にはくだらない投資本、ブログが多すぎます。

そして私のブログも例外ではありません。

だから、私のブログを鵜呑みにするのではなく、批判的に読み、自分で考える力を身につけることを目的にしてほしいと思います。

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