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増収減益企業(IT企業の場合)の可能性2

米国株が大きく揺れたことに加え、奇虎360はそれまでにかなり下落しておりましたので、このタイミングで結構な安値まで突っ込んできました。2番底が安いケースでありテクニカル的には弱いとされていますので、底入れしたかどうかまだ予断を許しません。

一方、ダメだしした羅欣薬業はその後結構騰がりました。

なかなかの外れっぷりであり、情けない状況ではありますが、短期で投資していない以上、こう言うときこそファンダメンタルズと株価の妥当性の検証をしっかり行うべきだと考えています。

前回の続きですが、奇虎360の収益構造の分析について書いておきます。

前回は検索事業でしたので、次はプラットフォーム事業についてです。

今売上が伸びているのはアンドロイドマーケットのプラットフォーム事業(特にスマホゲーム)だと思われますので、そこに焦点を当ててみます。

中国にスマホが普及し、ゲームアプリが流行り、アンドロイドマーケットが誕生するといったことはここ最近のことです。

このアンドロイドマーケットのプラットフォームのシェアが奇虎360はトップです。シェアのデータがいろいろあり断言できないのですが、30%以上はあるといっていいようです。

このプラットフォーム事業においては、私が考える限り、ポイントはアプリ(ゲーム)開発企業の誘致とユーザーの誘致を同時に一気に行うことです。この両方が必要です。

多くのユーザーがいるから開発企業がゲームを出す、多種多様のゲームがあるからより多くのユーザーが集まる、さらにゲーム開発企業が増え、さらにユーザーが増えるといった好循環を作り出すことが肝要です。

マーケットが形成されるかどうかの初期段階で、先手必勝のごとく一気に両方を獲得する必要があり、奇虎360はこれに成功した感があります。

ゲーム開発企業を誘致するために、開発環境を整え、その他のメリットも与え、どんどん誘致に成功したようです。日本のコロプラやK-Lab、タイトー等の誘致も奇虎360で行ってきました。

有力ゲームアプリと同時にユーザーを獲得するために、テレビなどに大量のCMを流していたと聞きます。こういった費用は当然、販促費ですが、おそらく当初の投入量より比率は低下してくるものと予想されます。

プラットフォームはECモールのようなものですから、知名度があがり多くのユーザーを確保した後は、そこが売り場であると同時に広告媒体になりえるものです。

つまり現在の奇虎360のプラットフォームはそこでゲームのタイトルを宣伝すれば、それがゲーム開発企業にとっての有力な広告となりえるのです。ゲーム人気ランキングやお勧めゲームのコーナーなど(実際知らないので想像で書いてます)、自らのプラットフォームが、ゲーム開発企業にとって有力な広告媒体となります。プラットフォームに訪れる人は、ゲームを目当てに来ているのですから、何よりも有力な媒体というわけです。

ゲーム開発企業の誘致にしても、それらの企業の規模、有力タイトルの有無等によって力関係は変わってくるでしょうが、有力プラットフォームになってしまえば、ゲーム開発企業もプラットフォームを頼りにしないと販売できないわけですから、そこで無制限に販売費が膨らむことはないという想定です。

ユーザーの獲得及びゲーム開発企業誘致の両面で、プラットフォーム間の競争は当然ありますし激しいものでもあるでしょうが、それは販促費を常にやたらかけないとできない種類のものではないと思います。

初期段階を制覇してトップシェアに立ってしまえば、その後の販売促進費用(比率)は巡航速度に落ち着くのではないでしょうか。

よって、前回の検索サービスと合わせて、奇虎360の販売費増加は、これに頼らないと売上が伸ばせない、利益なき繁忙型の販売費ではなく、先行投資型の販売費だと判断します。

一般管理費、研究開発費はその性格上、先行投資型の経費と考えて差し支えないのではないでしょうか。

結論として、奇虎360の販管費・研究開発費の増加による利益の減少は先行投資的性格が強く一時的なものと推測され、徐々にその比率は下降し、増収減益路線から増収増益路線への転換がなされるものと判断しています。


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