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中国IT銘柄はなぜ暴落しているのか?

タイトルの答えになっていませんが、ここ最近の中国IT銘柄の暴落について、この理由を探そうということ自体が間違いだと私は思っています。

この株価変動の理由を探そうとする行為は、株価が正しいものだという前提のもとで、株価が上昇、下落しているのは何かその理由があるからだ、と考える思考回路を意味します。

これがそもそも誤りのもとです。

株価は売り買いが市場でぶつかりあって、その需給の結果として乱暴に値決めされているに過ぎません。この売買している投資家が正しいわけではありませんので、この株価が正しいものとは限らないわけです。

勿論、市場でついている価格以外では売買できないのですから、株価は市場価格としては勿論正しいです。しかし、ファンダメンタルズを的確に反映しているわけではありません。

奇虎360もこのところ暴落しており、テンセントはじめ中国IT銘柄全体がほぼ全面安の状態です。私はファンダメンタルズに悪い兆が現れない限り、こういったテクニカル的な株価の動きに惑わされないようにしています。

こういった時こそファンダメンタルズを再検証する良い機会でもあります。そこで少しファンダメンタルズの再検証をしておきたいと思います。

奇虎の広告部門ですが、主力は検索エンジンと推測されます。

ネット広告はもっと複雑ですから簡単に言い切れないのですが、検索エンジンはやはりネット広告の中心ですし、シェアの推測にも便利なので、これを見ていきます。

現在の奇虎360の検索エンジンのシェアは25%程度です。1年程前(2013年3月)では15%以下ですから1年で10%以上シェアを伸ばしています。

検索エンジンのサービス開始自体が2012年9月頃です。セキュリティソフトからインタ-ネットブラウザの無料配布という形で、ネットユーザーのほとんどを取り込み、その延長として当然のように検索エンジンを搭載したと言われます。

確かに戦略的であり、成果はある程度期待されたはずです。

結果的に、搭載と同時にある程度のシェアを獲得した奇虎360の検索エンジンは毎月、シェアを上昇させ、現在(2014年3月)で25%のシェアを獲得するまでに至ったものです。

シェアを奪った相手は中国検索エンジンの雄、百度です。この1年で10%程度シェアを落としていますから、完全に奇虎360が百度のシェアを奪ったことになります。

ちなみに、中国検索エンジン市場では、百度、奇虎360のほかに捜狗という検索エンジンがあるだけでその他は3%程度しかありません。

米国、日本と同じようにこの検索エンジンというマーケットは寡占する市場です。ポータルサイトの位置づけ、ネットユーザーの特性などを考慮すると、シェアを1社あるいは数社で寡占すると予測されます。

実際、今まで中国の検索エンジン市場では百度がほぼ独占していました。ここに奇虎360が入り込んだわけですが、中国の検索エンジンはこの2社の争い、少なくとも捜狗を加えた3社の独占市場となるでしょう。ちなみに捜狗も百度か奇虎360の傘下となる可能性が高いように思えます。

なぜ奇虎360の検索エンジンがこれだけ強いのか、その理由は以前にも書きましたので、あまり触れません。

要するに、ブラウザというネット入り口部分を抑えていること、セキュリティ上の安心感、そして検索エンジン自体の性能等においてユーザーの支持を得ているからなのでしょう。

次回はこの検索エンジン自体についてです。


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奇虎360の2013年第四四半期の業績

奇虎360の2013年弟4四半期の業績は、売上が221,617千ドル、利益が16,648千ドルでした。

第3四半期と比べて、売上は17.9%増、利益は62.5%の減少です。

なんとも言えない決算です。

売上の増加ペースが少し落ちているようには見えますが、四半期ベースでの増加なので十分とも言えます。またたった3ヶ月間の業績で拙速な判断もできないため、まあ妥当な増収と言えるでしょう。

私は基本的に四半期ベースで業績を見ます。業種によっては年間を通じて、あるいはもっと大きなスパンで見ることもありますが、少なくとも四半期で業績が発表されている限りはそれを足元の数値として重要視することになります。

特にIT企業などの成長株で株価は割高ではあるが、売上等の成長率が相当高い場合、四半期の業績をかなり注視します。

奇虎360はそのケースに該当しますので、第四四半期の業績が気になるところですが、まだなんとも言えません。

株価としては発表されて後、それほど反応していませんから、株式市場的にはほとんど中立的、予想範囲内だったということでしょうか。

利益が相当落ち込んでいるのはやはり気にはなりますが、問題とみるべきでないでしょう。IT企業でマネタイズが問題となるのは、アクセス数を確保しているのに売上に結びつかないケースです。収益化する事業モデルが構築されていない場合、こういう問題が起こります。

売上が伸びている場合、そうでないわけですから、マネタイズの心配は必要ありません。

無駄な経費を使って無理やり売上を伸ばしているとしたら問題ですが、それはこの数値だけでは分かりませんし、その他の定質的な分析を考慮すると、IT企業特有の開発費の増加、つまり先行投資的なものとして推測するのが妥当かと思われるところです。

決算発表のなかに業績の内容を知る材料が少ないのは残念なことですが、仕方ありません。入手できる限りの情報で分析するしかないわけです。

売上の中身を見ると、広告部門が142,400千ドル、プラットフォーム部門は78,900千ドルでそれぞれ第3四半期からの増収率は17.9%、17.7%です。それぞれ同程度成長したといえるでしょう。

個人的には、もう少し伸びるように思っていたのですが、これをどう見るかによって今後の投資判断に影響します。

次回からはもう少し掘り下げて見ていくことにします。



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売り時はいつか?

奇虎360の売り時に関してはなかなか難しい話です。

私は現在の水準である時価総額の1兆5000億円をまだ天井と考えておりません。確かに今の利益水準からすると相当なPERが算出され、割高感が台頭してきますが、利益水準は現在足元で急拡大している模様でありかつ将来的な成長力を考慮すると、あまり拙速な判断をすべきでないと考えています。

この成長性について少し考察しておきます。

ちなみにここで書いていることは、自分が投資判断の妥当性、少なくとも何をどう考えて投資判断をしているのか、再確認するためのものです。そうしないと株価に振り回され、結局のところ何をしているか分からなくなり、最終的に負けてしまうからです。

私は勝ち負けは必ずしも結果的に利食いしたか損切りしたかではなく、少なくとも自分で納得できるレベルで論理的に考え投資判断を下しそれに従ったかどうかで決まると考えています。

損切りしてもその通りできたのなら、後悔する理由はないと考えますし、利食いしてもその裏づけがないのなら、反省すべきと考えます。

この積み重ねが着実に確率的に投資成果を生んでいきますし、そうでないなら運頼みの売買になってしまうのです。

したがってここで書かれていることは、相応の推測やどうしても希望的な観測が含まれます。特に影響のない独り言のブログですから、ポジショントークなどはありませんが、自分のために書いているだけなので、内容が分析調で読みづらかったりすると思います。

その場合は無理して読まずに無視して下さればと思います。読んでいただく場合も当然、投資は自己責任です。むしろ批判的に読んでいただき意見をいただければありがたいと思います。

前置きが長くなりましたが、奇虎360の収入源を見てみましょう。

現在のところ、奇虎360は広告部門とコンテンツ部門の2つの大きな部門に分かれています。広告は検索エンジンを中心としたネット広告、コンテンツはアンドロイドマーケット等のプラットフォームによる収入がメインと推察されます。

まず奇虎360の広告部門からと思ったのですが、少し文章が読みづらくなりそうなので、次回からということにしておきます。









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損切りは早く利食いは遅くの真実

一般に相場で儲けるコツとして「損切りは早く利食いは遅く」といわれます。

説明はこうです。一般の人、つまり相場で負ける人ですね、これらの人はちょっと儲かったら下がって利益を失うのが怖くてすぐ利食いをする。その反面、下がって評価損をかかえたら実損をかかえてなかなか損切りしない。よって損が大きくなってしまい、9勝1敗でもトータルで負けるというものです。

逆に、相場で儲ける人、百人に一人と言われますが、こういった人は、ちょっと下がったらすぐ損を受け入れて損切りする。その反面、一旦利益が乗り出したらとことん利を伸ばす。よって1勝9敗でもトータルで儲かるというものです。

これは当たっていると言えば当たっていますが、実のところ本質を捉えていません。

確かに相場で負ける人の多くが、実損を出すのが心理的に嫌で、損が大きくなるまで抱えているというのはそのとおりだと思いますが、利食いも早いかといえばそうとも言い切れません。

「利食い千人切り」という言葉もあります。利食いは悪いことでもないし、そもそも利食いが早いか遅いかを単なる値幅や日柄だけで判断することがおかしいのです。

相場で儲ける人の売買の統計を分析すれば、確かに損切りが早く利食いは遅い、という傾向が出てくると思います。

しかしそれは結果論であって。単にテクニカル的に損切りを早め、利食いを遅くしたからそうなるものではありません。

勿論、ファンダメンタルズを一切無視するテクニカル派ならチャート的な判断で、損切り利食いのタイミングを決めることはできますが、私には無縁の手法ですし、テクニカル的な統計には有効性は見出せないと考えています。

個人的に考えるところでは、投資で勝つには、間違いを素早く認め損切りすることができ、利食いも自分のシナリオ通りになっている限りは安易に行わない、ということが必要です。

そしてそのための論理的な検証を常に行う必要があるのです。買う時、厳密には買う前から利食いするまでの間、売買の判断を論理的に行うための、論理、検証が重要ということです。

そういった論理的思考から外れて、少し騰がったら利食いしたくなるという欲を抑えきれず、下がったら実損を出すという不快感を抑えきれずに塩漬けにしてしまう、この自己の感情をコントロールできないことが負けパターンだと言えます。

私はここ数年で中国精密、東江環保、北控水務などで損切りをしています。

損切りの判断は、最近の北控水務などを見ると間違っていたかもしれませんが、それは結果論なので、その時々に自分が納得のいく論理的判断をしたのならそれで構わないと思っています。

奇虎360はなかなか好調です。次はこの利食い時が非常に問題となります。普通にみればかなり割高に映るかもしれませんが、私はまだしばらくは静観するつもりです。

売りたい欲求を抑えて、かつ論理的に考えた結果ですが、それらについてはまた次回にでも書く予定です。







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