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中国全通(22)

自分の投資スタンスを確認するためにも、中国全通(0633)をもう少し考察してみることにします。

株でも不動産でもそうですが、およそ投資という名のつくことで、自分が何をやっているのか分かっていない人がたくさんいます。

私も不動産について、投資として成り立つためにはどうやるべきかということが分かってきたのは最近のことです。

実際に不動産を購入して運用を始めた後で、分かってきたことが結構あります。始める前に勉強して分かっていればそれにこしたことはないのですが、凡人にはなかなかそうもいかないようです。

やはり経験を踏まえて初めて分かることは少なくなく、そしてそれが非常に重要なことなのではないでしょうか。

不動産についてはいつか不動産ブログでまとめてみたいと考えていますが、今は株式についてです。

株式投資では不動産以上に自分が何故、何を考えて投資しているのか分かっていない場合が多いのです。もう少し優しく言えば考えが整理されていないのです。

そこで反省のためにも、現在投資を集中している中国全通について再度考えを整理しておきたいと思います。

まず、投資のきっかけとなったポイントは、「警務通」が今後全国に普及するのではないかという予測がありました。

2つか3つの省の一部で導入された「警務通」が中国公安部に全国標準モデルに認定されたため、今後急速に全国に展開されるだろうという単純な予想です。

中国本土22省に導入されれば単純にあと10倍以上の売上余地があるのだから、急成長するのではないかというものです。中国公安部が認定したからといって各地方政府が簡単に導入するものなのか、導入したあとは更新需要等で毎年一定の売上が確保できるのかといったことは考慮していません。

つまり前回も書いたようにかなり安易なシナリオであり、もう少し検討すべきところだったかもしれません。

しかし、昨年10月頃のあるレポートによると「警務通」の2011年度の売上は16,000程度で前年の3倍以上になるとの経営陣の予想が掲載されておりました。

この結果がどうなったのかは先日発表された2011年度の決算発表資料を見ても明らかになりません。

また、販売台数が予想を下回っていたとして(契約あるいは納品の遅れという表現がいくつか見受けられますからその可能性は大きいです)、その遅れた分が単純に今年度の売上に乗せてくるのなら問題はありませんし、むしろ今期の売上の上乗せ要因となりえるかもしれません。

しかし前回も記載したように、何らかの容易に解決できない問題が売上を阻害しているのなら、今後の売上加速はあまり期待できないのかもしれません。

よって「警務通」に対する当初の判断は間違っていたとも、正しかったとも現在のところ判定できないということになります。

この会社は今までのところ、衛星通信搭載車とこの「警務通」が売上の主力でした。衛星通信搭載車の売上は順調に推移していますから「警務通」がシナリオどおり成長するかどうかは引き続きポイントとなります。

以上の内容だけだと、成長の期待因子であった「警務通」が不透明要因になったのだから、投資シナリオを見直す必要がでてくるところです。

ただ、新産業へのアプローチが今後業績に寄与してくる可能性を否定できません。

詳しくは分かりませんが、会社の発表もされているようですし、消防、防衛、警察等の通信に関するアプリケーションの提供というビジネスは応用範囲が比較的広いのではないでようか。

ビジネスモデルはおそらく大きく違わず、通信のためのシステム、端末の販売、そしてその保守料、通信料といった形での収入を確保するモデルになると考えられます。

従来記載してきたようにリスクが非常に小さく確実に利益を積み上げていけるビジネスモデルとなると思います。

中国全通はまだまだ利益水準が低いため「警務通」もそうでしたが、何か別の分野でシステムの導入が始まり連鎖的に他の都市、他の省に普及が拡大すれば、利益水準が大幅に増加する可能性を捨てきれません。

将来の可能性と現在の財務安定度から見た低水準の株価を考えると、今の投資スタンスは少なくとも売りでなくホールドであると考えています。

日々の株価を見ていると不安に駆られたりすることがありますが、自分の投資スタンスと論理を整理しますと、目先の株価の動きに惑わされるのは良くないという気がしています。




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中国全通(2011年度決算2)

中国全通全通(0633)の2011年度決算について、オリエンタルパトロンやグローバルリンクからレポートがでていますが、基本的にトーンダウンしているようです。

2011年度の決算をどう見るかは投資家のスタンスにより異なりますが、株式市場の反応を見る限り期待外れということのようです。

しかし個人的に思うのですが、この決算でどんな数値を出していても株価は下がったように思います。ここ最近で決算発表狙いの短期投資家の玉が膨らんでしまい、どのような結果を出そうと決算を発表したらそれを材料に買うという短期投資家は存在せず、売る短期投資家だけが残っていたという分析です。

後からならなんとでも言えるのですが、中国安芯(1149)を見ていてもおなじように感じます。

短期投資家の売りが次第に弱まっていき、長期投資家の買いの力がそれを上回ってくれば株価は次第に持ち直してくるのではないでしょうか。

いずれにしろ、目先の株価はともかくファンダメンタルズ、今後の企業業績動向の分析・判断が重要であり必要です。

今回の決算で気になったのは、delay of project deliveryとか注文の延期といった表現です。

引渡しが遅れ計上が翌期にずれ込んだだけなら特に問題はないはずです。しかし製品等の引渡しが何らかの事情で遅れるのは、その根底になんらかの厄介な原因が潜んでいる可能性もありえます。

製品の欠陥や取引先とのトラブルなど。個人的にはまた各レポートを読む限りではそういった問題はないものと思いますが、注意は怠れないところです。

注文の延期ならいつまで延期されるのかが気になります。期限を定めないでの延期なら事実上のキャンセルですし、翌期ということならこれも問題ありません。クライアントは予算を扱う政府機関ですから、2011年度は予算がないので2012年度にまわしたというのはありえることです。

この何らかの遅れについてはうまくいけば今期に計上されるので今期の増益に期待できるとも言えますが、実際のところ今現在の情報材料ではなんとも判断できません。


2011年度分の遅れが2012年度に加わって2012年度は前年比大幅増益になるというのは、楽観的シナリオと見ておいた方がいいように思います。

あと期待できるのは、「警務通」を他分野に転用させる事業展開やさらに新たな産業分野への進出などがあります。

これもはっきりしないのですが、消防、公共安全、防衛関係等でさまざまな通信アプリケーションの提供に乗り出しているのは確かなようです。

新たな展開と言っても、ビジネスの構造自体は変わらず、以前記載したように非常にリスクが小さく収益性の高いビジネスモデルであると考えられますから、うまくいけばさらなる収益源になることは期待できます。

今回は「警務通」に過度の期待をかけるのは無理があったと反省すべきところなのかもしれませんが、現在の中国全通は規模がまだまだ小さいだけに、新たな収益源が少し軌道に乗っただけでそれなりに増益効果が期待できるかもしれません。

とりあえずは33%程度の増益となった2011年度決算を企業として評価して、さらなる今後の展開に注目しておきたいと思います。

1年前より各社(証券会社等)の中国全通の評価はトーンダウンしており、また株価を見ている限り心配にはなりますが、財務内容から見る限り下値はそれほどない水準まで下がっていると思われます。

リスクの小さい事業構造や成長可能性に大きな変化がない限りホールドとしたいと思います。



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