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中国全通(15)

中国全通(0633)の株価は軟調です。

なので、しばらく何もすることはありませんが、ファンダメンタルズを少々長めに検証してみましょう。

この企業のポイントは通信インフラを利用したアプリケーションの開発です。

衛星は勿論のこと、通信設備も工場も所有しません。アプリケーションを搭載したシステムや端末、車両を販売することによる売上利益と、それらを使用するメンテナンスや通信料といった収益があります。

私は投資対象としてインフラ企業を好む傾向がありますが、それは一旦固定資産投資をしてしまえば、その後は安定的な収益が得られるからです。

その固定資産投資を段々増やしていけば、資産、収益とも比較的安定して伸びていけるという収益モデルであることが、投資対象として魅力あるものとしているのです。

ただ、固定資産投資、つまり設備投資ですが、一般的に初期投資として巨額の資金が必要になりますから、その投資の採算性が問題になります。つまり設備投資に投じた資金をどの程度の期間で回収していくか等です。

固定資産投資に巨額の資金が必要であるということは、常に資金需要が旺盛であり、そのため増資による希薄化や借入による財務の悪化というリスクを孕んでいることも意味します。

初期に大きな固定資産投資をしたとしても、その後の収益により次の固定資産投資を行うことができれば問題ないのですが、固定資産投資に対する収益率はそれほど高いことはなく、つまり回収期間は長期にわたるケースが多いのが特徴です。

さらに、固定資産と言っても土地以外のものは減価償却を必要とします。減価償却を損益計算書上のみのことであってキャッシュフロー上はプラスと言う人がいますが、設備等の固定資産は、キャッシュフローを伴わなくても年々劣化しているのが現実です。劣化を防ぐにはメンテナンス等の費用が必要になりますので結局同じです。

つまりインフラ事業は、減価償却を含む投資負担をいかに安定した収益で賄っていくかという収益モデルなのです。

それでも私がこの事業モデルを好むのは、そのインフラが社会にとり必要不可欠でありさえすれば、収益は安定して得られるからです。また必要資金が巨額になることや政府の認可を必要とすることも多いため、一旦市場を押さえてしまえば、競争が制限されやすく、寡占による独占的な収益が期待されることも関係します。

地味ではあるけれどリスクが比較的小さく、長期的に成長が期待できるということです。

反面、投資負担により財務が圧迫されやすく、それを避けるためには増資等による株式の希薄化のリスクがあります。

また、投資負担に対する収益性はあまり高くなく、その意味においても投資対象としてマイナス要因です。

イメージとしては巨額の資金を投じて設備投資をするものの、そこから得られる収益は安定的ではあるが、投資収益性は高くなく、つまりは時間がかかるということです。

長期投資には向いていると思いますが、少し気の早い人には向かないと言えるかもしれません。

私が北控水務から中国全通に乗り換えたのもそのあたりに理由があります。
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中国株(雑感64)

少し仕事が忙しくなっており、ブログの更新ができずにいました。

中国全通(0633)が値下がりしているからではありません。

中国全通はそのまま保有しておりますし、見通しにもそれほど変わりはありません

中国全通の収益構造は大体分かってきたのですが、販売量や新規プロジェクトに関してなど、調査レポートによって若干ちらつきが見られます。

期首累積台数と販売台数を事業別に分けて明示してくれると助かるのですが、そこまでの情報は得られません。もどかしいところです。

ただ①衛星通信車両の販売とメンテナンス、②PDA及びシステムの販売と通信サービス、という事業と収益構造におよそ間違いないようです。

さらにPDAは警察用端末(警務通)と消防用端末があるようです。さしあたりは昨年、中国公安部から全国標準モデルに認定された警務通が牽引役となりそうですが、消防やその他の方面にもこの事業モデルは拡大されていく見込みです。

2011年度ももうすぐ終わりを迎えますが、個人的には今期は5割増益程度になるのではないかと予想しています。

発表は来年3月くらいですからそれまではじっと我慢ということになるでしょう。

ただ仮に5割増益が達成され発表されたからと言って株価が騰がるとも限りません。

5割増益となりますとPERは8倍を割ってきますから割安感が出てくることは間違いありません。ただその後の成長シナリオがイメージできないと単なる割安銘柄で放置される可能性もあるということです。

ではファンダメンタルズを予想しその上でテクニカル的な予想も的確にできなければ株式投資では成功しないのでしょうか。

そんなことはありませんし、土台そのようなことは不可能です。

私はファンダメンタルズである企業業績とその成長シナリオを把握することに精力を使いますし、個人的にそのやり方が好きです。

ファンダメンタルズの分析や予測を外してしまっても、なぜかテクニカル的に株価が騰がって儲かってしまうこともありますが、それはあまり喜ばしいことではないのです。

ではファンダメンタルズがほぼ予想どおりなのに株価が思い通りに動かないときはどうすればいいのでしょうか。

これに関しては業績が予想どおりに成長し続ければ、中長期的に株価はいつか上昇するとしか言いようがありません。

それには忍耐が必要ですし、待っている間にファンダメンタルズが何らかの要因でおかしくなりだすこともあり得ます。その場合、株価の上昇という果実を結局得ることができず、下手をすればそれなりの損失をだすことにもなりかねません。

それが中長期的投資のリスクというものです。

中国全通に関しては今期にとどまらず、もう少し中長期の成長シナリオも描くことができる銘柄だと考えておりますが、どの程度の期間や確率と言われれば、何とも言えません。

今はさしあたり、これまでの成長シナリオに大きな変更はないことと、新規プロジェクトの獲得も順調であることを踏まえ、中期的な業績成長が期待できるものと判断しています。

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