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羅欣薬業(最近の上げに関して)

中国の医薬品産業の90%が中小企業であり何千とあるそうですが、これらの中小企業が中国政府から厳しい製造基準を課されることにより、製薬業界から締め出しを余儀なくされています。

しかし逆にそれらの基準をパスすることのできる力を持つ製薬会社は、退場していった中小企業のパイを吸収しながら、そのシェアをどんどん拡げていくことが予想されます。

中国政府は鉄鋼でも自動車でもそうですが、現在中小企業で溢れている産業界において、それぞれの業界で数社の力のある企業に集約していきたいと考えています。

ある程度の規模を持つ企業に集約していかないとその産業に競争力がつきません。その前提となる研究開発力、技術力、販売力を持たないと、製品の品質が向上しませんし、製品の価格が下がりません。

結果、製品の品質が向上しませんと国民の豊かな生活が実現しませんし、製品の価格が下がらないと大衆化につながりません。

中国政府の課題の一つは国民所得の向上、豊かな国民生活の実現ですから、いつまでも重要な産業セクターで中小企業が乱立している状態は困るわけです。

鉄鋼や自動車と同じように医薬品業界もその対象となっているようです。

特に医薬品は豊かな生活の基本である国民の健康に直結しますから、業界に厳しい規制を入れて統制を計り、数社の有力な医薬品メーカーを育てていく狙いがあると思います。

現在、中国の医薬品売上上位10社は全体の売上の13%を占めるに過ぎません。日本の製薬業界も欧米等に比べ集約があまり進んでいませんが(日本の産業界は大体においてその傾向があります。)それでも上位20社で70%前後くらいのシェアにはなるはずです。

また中国の医薬品業界、ヘルスケア業界そのものが拡大していくことはほぼ予想がつきます。
国民所得の向上に伴い、また高齢化、中流階級の増加、健康意識の高まりといった要因が業界の拡大に充分寄与していくことが予想されます。

これには政府も大きく関わっており、中国政府は国民の医療生活、健康生活の向上のため、今後3年間で一兆円以上の財政支出を予定しているとされています。

つまり、淘汰される中小企業ではなく、生き残って中国の医薬品業界を支えていく企業に実績上、選抜されたと言って良い羅欣薬業(ルオシンファーマ)は既にある程度の成長への切符を手に入れたようなものではないでしょうか。

背景にはパイそのものが拡大する医薬品市場とその医薬品市場において数社の勝組み企業がシェアも拡げていく事実があり、両方の追い風を受けるわけです。単純な計算で医薬品市場が3倍、シェアを3倍としても9倍の成長余力をもつことになります。

この3倍という数値は適当な数値をおいただけですが、実際市場の伸びもシェアの拡大も先進国の例を見ればこの程度で収まらないくらいの潜在力を感じるところです。

こういった背景がある中国の医薬品市場で既に相当な実績をもちトップランナーグループに確実に入っている羅欣薬業(ルオシンファーマ)は、中長期的にはかなりの成長潜在力を持つのではないでしょうか。

あくまでの確率的な話ですが私はそう考えてます。

直近株価が上がり過ぎたように思えた時でも、売却はせずむしろ少し買い増しをしています。この銘柄に入れ込みすぎて少しリスクコントロールをおろそかにしているのではないかという反省もありましたが、意外と株価が騰がった今でもそれほど割高ではありません。

中後期的に見れば成長力は非常に期待できると思います。

勿論、株ですから何が起こるか分かりませんし、直近の上昇はさすがに急激なので注意は必要ですが、基本スタンスはHOLDです。

まだまだじっくりいきたいと思います。
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中国株

<中国株>

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増資はマイナス材料?(5)

また、仮に負債がなくてもROEというのはあまりに単純な指標です。

大企業の場合、さまざまな利益率の事業を抱えておりますが、ROEはそれらをまとめて算出した数値です。

また余剰資金の量や、設備など固定費となるものがどの度程度稼働して、今どの段階にあるか等でROE数値は全く変わってきますし、おそらくそのまま使えばかなり意味のない数値になるか、場合によっては有害な数値(投資家に誤解を与えるという意味)にもなりかねません。

一般的な見方としては、負債のレバレッジ効果は除外して、自己資本でどの程度の利益率を実現できるビジネスを展開しているかどうかをおよそ見極めることです。

例えば、自己資本がどの程度回転して売上を構成できているか、その売上からどの程度の利益率で利益が実現されているかに分解して分析してみる。

売上と利益の利率(売上利益率)にしても単なる数値の高低だけでなく、固定費と変動費の関係で正確にその収益構造を分析してみるといったことが必要です。

ちなみに売上利益率が低いと収益性の低いビジネスと思われがちですが、そうではありません。

売上が大きく、損益分岐点が低い企業の場合、安全度が極めて高く収益性が実は高いということがよくあります。そのような企業の場合はたいてい売上の回転率が高く、実際のROEは良好な数値を示しているはずです。

安値販売で攻勢をしかけて年々成長している小売業等にこういったタイプを見かけることがあります。

いずれにしろ表面的な数値だけでなく、できるだけ内容をよく分析して本質的な数値を概算でも摑むことが必要と思います。

羅欣薬業(雑感)

羅欣薬業(ルオシンファーマ)は下落。中国株全体の全体の地合いの悪さが影響したとは思いますが、個別に見ても微妙なところにきています。

2010年度第一四半期の項で述べましたように、このペースで2010年度を突き進みますと、当期利益で最低58億円くらいになりますから、株価が12HKD程度であったとしても時価総額は870億円程度。PERは15倍であり割安感も割高感もありません。

個人的には羅欣薬業(ルオシンファーマ)の成長性を考えてPER15倍は割安と判断しておりますが、超割安とは言えませんし、また今期2010年度の予想利益を基準として計算していますので、注意と言うか慎重さが求められるところです。

特に今期の利益は30%以上の成長を前提として算出していますからなおさらです。

しかし羅欣薬業(ルオシンファーマ)のような高成長の可能性がある銘柄を狙って投資しているわけですから、このような不安感は当然です。このリスクをとるからこそ大きなリターンが望めると言ってもいいでしょう。

テクニカルというか株価の動きを予想するのはほとんど不可能ですし、疲れるだけなのでしませんが、株価12HKDというのが特に割高でも割安でもない水準であるという認識はしておいて構わないでしょう。

そう認識すればあまり売り急がないで済みますし、また頭を熱くして株価を追いかけ買ってしまうということも避けられそうです。

ただし、これらすべての前提は2010年度の予想利益にかかっています。またその根拠としたのは第一4半期の利益であるということです。

この前提が変わることがあれば株価のおおよその見通しも変えなければなりません。

私は株価同様、業績も見通すこともできませんが、これらのおよその予想をたてた上で、それらの予想に変化が生じたところで順次、見通しを変えていく方法で投資をしております。

まあ、当たり前のことで、とりたてて言うほどのことではありませんが・・・。

増資はマイナス材料?(4)

ROEは単純に利益を純資産で除して算出した数値ですから、例えば負債を用いて利益水準を増加させているならROEは高くなります。

ちなみに、負債は株式の発行と異なり株式の希薄化を招きませんから、負債の利子率を上回る事業利益率を上げることができるかぎり利益は加速度的に増えていき、ROEも上昇していきます。

これを負債のレバレッジと呼びます。

負債レバレッジを強力に使い、類まれなROEを出している企業もあります。
不動産デベロッパーとかにそういう例がありますね。
うわべの数値だけで見ると株主にとってこれ以上の企業はないように見えますが、当然のごとく相当高いリスクと隣り合わせになります。

レバレッジのきかない自己資本とレバレッジのきく負債、この考え方は基本的に個人の資産を運用する考え方と同じなのです。

ですから株式の価値を見極めるには、その企業の所有者になったつもりで、自己資本(株主資本)を自分の純資産としてこれが増えるにはどうするのが効果的であるかを常に考えていく必要があります。

増資はマイナス材料?(3)

ここでは株式数を用いませんでしたが、用いなくても考え方は同じなのです。仮に株式数を発行前○○株、増資で××株というように計算しても同じ結果がでてきます。○○やで××の数値が何であれ結果は同じです。

つまり増資が株価に与える影響を考えるにあたっては、必要なパラメータは時価総額、PER、ROEということになるのです。

もっと単純に言えばマーケットの評価であるPERと企業の事業活動による利回りのROEだけで良いことになります。

PERの逆数(株式益利回りとか呼ばれる)とROEを比べて、ROEが高ければ増資は有利、低ければ不利という単純な図式になるわけです。

つまりPERの逆数である株式益利回りはマーケットの評価であり、その評価より実際の事業活動による利回りが高ければ増資して事業活動に資金を回すことが株主にとって有利になるということです。

分かりにくいので、もう一度数字を用いて説明すれば、株式益利回り5%(PER20倍)でマーケットから評価されている企業は、投資家から5%程度に資本を運用してくれれば良いと言われいるわけです。

ですから実際に時価総額と同等額の資金を新たに調達して本来のROE10%でその資金を運用するなら投資家の運用利回りは7.5%程度になり5%→7.5%に上がります。投資家が以前のままの5%の株式益利回りで良いというなら株価が1.5倍(7.5%/5%)になって自動調整されるしかないというわけです。

しかし、実際にはこんな単純な図式通りには事は運びません。

増資はマイナス材料?(2)

この企業の純資産が時価総額と同じ100億円ならこれらのROEは同一になりますが、時価総額は一般に純資産より大きくなっていますから、純資産はおそらくもっと小さいでしょう。ここでは純資産を50億円(PBRは2倍)とします。

そうしますと、純資産50億円で5億円の利益を稼いでいるのですからこの企業のROEは10%です。

ここで、この企業が時価発行増資で100億円調達したとしましょう。この企業のROEは10%ですから100億円あればこれを用いて10億円稼げることを示しています。

利益の予想は、当初の5億円に加えて新しく稼ぐ予定の10億円の計15億円となります。つまり増資後は15億円稼げることになります。

時価総額はいくらになるでしょうか?

増資後の利益は15億円でありPERはマーケットの評価により20倍ということですから15億円×20倍=300億円となってしまいます。

増資前の時価総額が100億円、増資で100億円調達したのですから増資実行時点においては株式の総価値は200億円だったはずです。

これが増資によって利益水準の増加を見込めるため、300億円になるはずだということになります。

200億円→300億円ですから、株価は1.5倍に値上がりしているはずです。

羅欣薬業2010年度第一四半期決算

5月11日、羅欣薬業(ルオシンファーマ)の2010年度第一四半期決算が発表されておりました。

これを受けて5月12日の株価は急騰している模様です。

羅欣薬業(ルオシンファーマ)は四半期ごとに売上及び利益を伸ばしているので、おそらく第一四半期より第二四半期、第三四半期とさらに売上を伸ばしてくるでしょう。理想的な状態です。

よって前年同期比の比較ではもの凄い数値となっております。

売上 305,340(人民元)
売上総利益 161,299(人民元)
販管費等   35,420(人民元)
税前利益  125,879(人民元)
税金     18,846(人民元)
当期利益   107,033(人民元)

売上が前年同期比で53.6%、売上総利益87.3%、税前利益79.2%、当期利益202.9%の増加となっております。

売上総利益も43.3%から52.8%と上昇し収益性も良くなっております。

この理由に関しては高付加価値製品の投入と商品品揃の向上というようなことしか記載されておりませんので詳細は分かりかねますが、一般的に考えられることはブランド力のある付加価値の高い製品を開発し、品揃えの面においても商品力を強化させたのでしょう。

いずれにしろ、生産量が拡大し工場の操業度が高まってきますと当然利益率は上昇します。

想像するに、羅欣薬業(ルオシンファーマ)は商品(勿論薬のことです)においてそれなりのブランド力と品揃えを持っており、現在の中国の医薬品マーケットにおいては、生産すればするだけ販売できる力を備えているということでしょうか。

中国の医薬品の流通経路はよくわかりません。病院、診療所が中心でおそらく販社を各拠点に配置している形態だと思いますがはっきりしません。

しかし、いずれにしろ販路の拡大は着々と進められているようで、決算内容を分析しても販売力が強化されていることが窺い知れると思います。

前述しましたように四半期ごとに売上、利益の上昇が見られますので、前年の第一四半期との比較で見ますと、かなり驚異的な伸び率となってしまいます。

年間で見るとどうでしょうか。単純にこの第一四半期の数値を4倍して年間の数値を算出しますと、2009年度比で売上高34.5%の増加です。税前利益で59.7%増加、当期利益で59.4%となります。

上記のように第一四半期より第二四半期、第三四半期と売上を伸ばしていくことが予想されますので、単純に第一四半期を4倍した数値は2010年度予想の下限と見ていいと思われます。

その売上、利益予想の下限値で計算しても、2010年度は前年比で売上34.5%増、当期利益59.4%増が見込まれるわけですから、当面この企業のファンダメンタルズは強いもの言っていいでしょう。

株価10HKDとして時価総額を計算しても730億円程度。上記の2010年度の予想利益の下限値を用いてPERを計算しても12~13倍程度。決して高くはありません。

ですからこの第一四半期の決算を見る限りにおいては株価は底値を切り上げてくるものと思われます。

勿論第二四半期またそれ以降の業績の推移を観察し、想定外の変化があれば見通しを修正していかなければなりません。
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<資産を築くために>  

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